英国探偵ミステリア
イチャごろCD morning
こんばんは。近々またブログ書こうと思ってましたがわりと忙しくて書けませんでした…。そんな中、この前ポチったドラマCDが届いたのでその感想です。
このドラマCDは完全に声の人で買いました。PSYCHO-PASSの狡噛慎也が大好きで……。でもその色目抜きにしてもすごく完成度の高いドラマCDでした。では以下ネタバレ注意です。
カレと一緒におふとんでイチャイチャごろごろするCD 〜morning〜
http://www.blackbutterfly-cd.com/ichagoro/morning.html
宗則(CV.関智一)
このドラマCDは本編の5つのトラックとおまけトラックで合計6つトラックがありましたが、それぞれが5〜6分で時間的には短く感じました。近頃はストーリーの凝った起承転結のあるドラマCDが増えているのでなおさらです。発売されたのは少し前なのかな…?でも内容はずっとイチャイチャしてました。あまーい雰囲気が好きな方はストライクなんじゃないかと。
関さん演じる宗則くんはSっ気が強くていじめるのが好きなキャラだったんですが、これぞまさしく「Sっ気のあるキャラ」だなと思いました。最近のドラマCDは痛めつける、暴言を吐くなど散々ひどいことをしたあとにキスとか少し優しい言葉をかけて「お前がいけないんだぞ?」的なものが多いと思いますが、この宗則くんは愛の溢れる、好きな子ほどいじめたくなるといった感じで本当によかったです。愛のない罵倒はただのバイオレンスですから。度を過ぎたら萌えるもんも萌えないというか。
それに加えて関さんの演技力が素晴らしかったです。乙女系CDにありがちな甘い言葉を囁いている自分のイケボに酔った感じの艶つけた喋り方でなく、本当に自然な、相手と会話するようなトーンですごくよかったです。やっぱり若手とベテランの差はここかなぁと。関さんBLのCDもかなり出演されていると思うんでキャリアが違うかなと。このCDは乙女系ですけどね。笑
Sキャラお決まりの、女の子に好きって何度も言わせるところがあったんですが、「じゃあ俺の目を見て言えよ」っていう台詞にやられました。他の声優さんでは出せないあの感じはなんでしょうね……。キャリアと演技力の差かな…。
他にも、主人公ちゃんが顔を隠した時にねぇキスしたい、顔見せて〜というくだりのあとに本格的にキスモードというかイチャイチャモード?になるんですが、その時の吐息が。吐息だけであんなに感情が伝わるのかと。そのくらいにエロかったです。あれはびっくりしました。ほんとにダミヘちゃんに欲情してんじゃないのくらいに興奮した吐息でした。関さんすごい。
このドラマCDは日常を切り取った感じの、一部のいちゃいちゃをドラマCDで聞いているという感じなので、笑えるところもありドキドキするところもあり、よりどりみどりなドラマCDでした。時間は短いですが内容は濃いというか。こういう関係いいなぁと思わされました。私個人的にはSな人とは合わないというか、からかわれるのが好きではないので若干イラッとするところもありましたが、そう思うのも演技力の高さゆえというか。本当にこういうキャラがストライクな方には必見のドラマCDだと思います。
クサイセリフが多かったりとか、主人公ちゃんの言ったことを聞き返す言葉が多かったりなど気になるところはありますが、トラックひとつひとつが短い分聞きたい時にすっと聞けたりするので、一回だけじゃなく何回も聞けると思います。おすすめです。
最近Yes×NoというドラマCDの吉野さんのを聞いたんですが、やっぱりあれですね、ドラマCDが今ほど有名になる前から乙女系やらBLやらのドラマCDをされていた方と、そうでない方だと演技力が違いますね。エロがあればドラマCDは売れるじゃないですけど、そんな風潮になる前から乙女たちに萌えを届けてくださっていた声優さんたちは、演技にも台詞にも私たちのツボを刺激する何かを与えてくださるというか。ぽっと出のイケボの声優さんとは違うなぁと最近しみじみ思います。やっぱり声優さんってすごい…。
ということでこのドラマCDおすすめです。関さんは乙女系のドラマCDが少ないので、ファンの方は見逃せない一品かと。ちなみにPSYCHO-PASSの狡噛慎也よりも少し高いくらいの声色です。語尾に狡噛さんの面影を感じたり低くなったりするたびにひいひい言ってました。囁きがすごかった…。
それでは!みなさま良いお年を〜。
Mafia's Blood 〜捜査官ジェイルの二つの抱擁〜
お久しぶりです。一ヶ月とちょっとぶりですね。木こりです。
最近二次元とは離れた生活を送ってて忙しくて…。といっても離れたというか乙女ゲームしてなかったりドラマCD聞いてなかっただけで今頃ハイキューアニメ見たりとかゼノブレイドやったりとか二次元からは離れてませんでしたすみません。毎週PSYCHO-PASSとFate/stay night見てましたすみません。今度時間があるときにでも語りたいくらいPSYCHO-PASSとハイキューにはまってます。考えとこう。
そんなこんなでTSUTAYAさんでマフィアズブラッドシリーズ借りてきたので聞きました。今私の中で話題の石川さんのキャラですよ……。
以下ネタバレ注意です。
Mafia's Blood 〜捜査官ジェイルの二つの抱擁〜
http://mafiasblood.com/05/index.html
初っ端から盛大なネタバレになりますけど、このイケメン捜査官、実は二重人格でして。
表向きがジェイル、好青年の捜査官。裏の顔は、コンシリオという組織的なものに属しているジル。口が悪くて乱暴なイメージです。そんな彼とのお話でした。
このドラマCDのシリーズを順番に聞いていっているのでシナリオはある程度予測できましたが、やっぱり最終的にこの人も主人公ちゃんに魅了されてパガニーニ一家の一員になりました。めでたしめでたし。
なんでしょうね、ジェイルがマフィアの組織に入った方がいいかもしれないって考えた理由はわかるんです。けれど、それを二つ返事ですぐに了解してしまう主人公ちゃんとか、マフィアに所属していながら捜査官であり続けるという無茶苦茶なシナリオに、もう笑うしかありませんでした。途中までいい感じだったのに、やっぱり最後は主人公ちゃんの謎な魅力に取り込まれてしまいボスと呼び始めるんですよね…本当のマフィアってこんなに軽くないと思うんだけどなぁ…他の設定がリアルなだけにこういうところが浮き出てくるようで納得しづらいです…。声もキャラもよかっただけにもったいない…。
二重人格なので二つの声で演じ分けていらっしゃるのですが、キャストトークで難しいと言っていた割に完成度が高くてびっくりしました。明らかに声のトーンを変えて二重人格を表すのならわかるんですが、石川さんの演じ分けはそうではなく、喋り方や滑舌まで変わっていたのでさすがだなと思いました。声の高さは似てるんです。でも別人なんです。真面目な話し方と、乱暴な話し方。はっきり喋る滑舌と、面倒臭そうに音を繋げて喋る滑舌。それに加えて声色。私は演技に精通しているわけではないので素人の感想ですが、まぁそれなりにドラマCDは聞いてきているわけでして。石川さんは実力のある声優さんだなぁ、と実感しました。最近はビジュアルとか声のよさで有名になる声優さんも多いので…。
イメージ的にはジェイルが小野友樹さん似、ジルが中村悠一さん似な感じです。別人に聞こえるからすごいよなぁほんとに。
このドラマCDはBGMも売りの一つだと思うのですが、巻を重ねるごとに壮大さに加えてSEまで使うようになってきている気がします…。序盤でジェイルが、主人公ちゃんを見て「なんでこんな子がマフィアのいるところに…?」と疑問を持つシーンで、たとえば誘拐されたとか?というところで車のSEがいきなり入ったり。その他にも色々入るんですが…いきなりくるとびっくりしますよね…。音で表現するドラマCDも珍しいのでこれもありなのかなぁと思ったりはしますけど。
ともかくBGMは相変わらず圧巻です。荘厳なヨーロッパ系の雰囲気のメインテーマと、シナリオに合ったBGMがいつも裏で流れていてとても想像しやすいというか。無音になった時が逆にキャラの声が浮き出て聞こえてくるので、その辺の効果もあるのかなぁと思います。いやはや脱帽です。
一回一回ジェイルとジルで話しかけてきてくれるんですが、ジェイルはジルのことを知らないのでそこから生まれる誤差のある自分の過去の話は聞いていて面白かったです。その辺詳しく設定されてるなぁと。
ジェイルは過去に親がマフィアに殺されるという壮大な事件がトラウマになっているわけですが、実はその場にいたマフィアに言われたとはいえ自分の手で親を殺してしまっていて、それを抱えきれなかったためにジルが生まれたということで。人殺しのために生まれた人格、とジルは自分で言うわけですが、自分がいなくなったらジェイルが過去自分がやったことを背負わなきゃいけなくなるから俺のことは絶対にジェイルに言うなって言うんです。優しいんです。
なのに主人公ちゃんはそれに背くわけですね。私は聞いていてジルと全く同意で、抱えきれなかったものをいきなり突きつけられても心が壊れるだろうとか思ってたのに「……え?ジェイルに言うだと?」っていうジルの言葉を聞いてええええええ!?ってなりました。いやいくらファミリーの一員だからってそれは…考えなさすぎなのではと思いましたが結果うまくいきましたね…ジェイルがあれを乗り越えられたかどうかはわからなかったけどとりあえずよかったね…。うん。
このドラマCDのシリーズは必ず説明パートがあって、そのときにたとえばファミリーの話だったり、ファミリーの歴史だったりを説明されるのですが、今回のジェイルの説明パートが一番わかりやすくて短かったです。サルヴァトーレさんのとか長すぎて寝てましたからね私…。マフィアのファミリーに関して知識のない私にとっては退屈でした…。けど今回のはよかったです!簡潔で!
そして毎度のお楽しみ、ボーナストラックのロッカーパートですが。まさかの、本編で消えたと思っていたジルの人格がひょっこり現れたのには驚きました。人格が統合するには時間がかかるから、今は二つの人格が共存している状態というなんとも都合のいい展開。本編でジルが消える展開だったのですっかりその気でいたのですがしんみり返せこの野郎と思いましたね….。まぁ生きていたのならいいかな….無茶苦茶ですけど。
耳元で囁くジルが本当にイケメンでした。今回はラブラブ的な要素が本編では終盤にチラッとしかなかったのでよかったです。そしてその場でジェイルに変わると、今度はちょっかい出される側に。一人で攻めと受けできるんですか美味しいですね。このトラックだけジェイルさんが主人公ちゃんに対してタメ口だったのが地味によかったです。本編との距離の差を感じることができたので。
本編で頭が痛いいいいいいってなりながら人格が変わっていたのにボーナストラックではすんなり変わっていたのでそこが引っかかりました。設定がところどころ大雑把なのはなんでかなぁ…。キャラの持つ設定とか、主人公ちゃん(パガニーニ一家のボス)についての設定は細かいので、本当にもったいないというか。設定盛り込めばゲームにしてもすごくいい作品になると思うんですけどね。ってこれ毎回言ってる気がしますけど。
私が納得できないと言いつつもこのドラマCDを聞き続けている理由は、その設定の深さです。黒幕が誰なのかと、キャラ自体の設定や主人公ちゃんの謎が未だに解けないままで、それが気になるから聞いてます。これで大した理由もなかったならそれはもう幻滅ですが、今回のドラマCDで新しい設定がまた出てきたので、今後の展開が楽しみです。といってもシリーズで出てるのはあと1作かな….たぶん。その後の展開があるのかどうかわかりませんが、とりあえずまたニックのドラマCD出るなら買うかもしれないなぁ….。
はい。全体の感想としては、やっぱりシナリオが残念でしたね。そして謎は深まるばかりなので、真相が早く知りたいですね。あとは個人的に主人公ちゃんの取り巻き(仲間にしていったキャラたち)の絡みも聞きたいです。ハーレム状態になりそうですけど。前作か前々作までにでてたモブ男くんも気になりますね。あれは意味あったんだろうか…。
石川さんの演技とてもよかったです。機会があれば他の作品も聞いてみたいと思ってます。おすすめあったら教えてください。笑
最近ブログ書いてなかったので、もし気が向いたらPSYCHO-PASSとかのアニメの話もしようかなと思ってます。趣味の話をまったり更新していけたらな〜と思います。
それでは!
Mafia's Blood 〜御曹司ヴィトの壊れた人形〜
というわけでマフィアシリーズ4段目です。わりと短く感じましたがどうなんでしょうか。途中寝てないよな…。
以下ネタバレ注意です。
Mafia's Blood 〜御曹司ヴィトの壊れた人形〜 (cv.花江夏樹)
http://mafiasblood.com/04/index.html
今回は舞踏会からのスタートでした。おねーさん、とかわいく話しかけてくるヴィトくんと踊ります。BGMと合わせてワン、ツー、スリーと掛け声を言う彼はかわいかったです。しかしBGMとのシンクロ率すごかった。凝ってるなぁと感心しました。
しかしそんな優雅な会で終わるはずもなく。睡眠薬かなにか入った飲み物を飲まされ、気がついたらホテルの一室にいます。どうやら、ヴィトくんがボスである主人公を攫ったのは"人形遊び"をするためらしく。ファミリー同士の因縁など関係なく、ヴィトくんの独断だというわけで。
しかしこの"人形遊び"が意味わからなくてですね。なんでも人間と人形の境界線を超える人を探しているとかなんとか。いやそれ探してどうするのよって感じでしたが手錠をかけられた主人公ちゃんは何も出来ず、もうされるがまま。
はじめはさわさわ色んなところを触られました。……どこ触られたんでしょうね。次の日は電気椅子。バチバチ痛そうでした。はい。そして次の日。お父さんにバレたらしくしかもそのままボスを殺せと命令が出ていると。その理由の説明としてヴィトくんの家族の話を聞くんですが、なんともすごい家族でした。全く感覚が理解できないし人形うんぬん言ってる理由もわかります。
殺せと言われたヴィトくんですが、最後にもう一度だけ"人形遊び"をすると言い出します。この人形遊び….激しかった……主人公ちゃん反応しないってすごいよ…。よくわからないですが薬を飲まされていたらしく、過剰に体が反応するための言葉のスイッチがあるのですが、その言い方がぞくっとしました。あれはよかった…。スイッチが入ってる時にバックに小さく心臓の音が聞こえてるのもよかったですね。このシリーズはそういう小さいギミックが凝っててすごくいいです。
とうとう最後の人形遊びまで耐えてしまった主人公ちゃん。ヴィトくんが探していたのは主人公ちゃんみたいな人だったようです。そしてお父さんの命令に背き、主人公ちゃんの血の盟約を交わして、めでたく仲間入り。この辺の展開は二作目と三作目よりスムーズでよかったです。無理矢理感はなかった…。最後にファミリーの仲間になるこの展開はもう予測できてたからでしょうか。
そしておまけトラック。同じシチュエーションで掃除用具入れに閉じ込められる主人公ちゃんとヴィトくん。くすぐりあいをするんですがこちょこちょ言ってるヴィトくんくっそかわいかった。あと我慢してるヴィトくんまじで萌えた。おほほ。花江さんの声は大きい声も小さい声も聞きやすいですね。
最後のキャストトーク聞いて花江さん好きになりました。かわいいなこの人。たぶんこれから人気出てくる人なんだろうなぁ…。
ヴィトくんあんなに小さいですが、実は中身は青年だということでその設定がとてもよかったです。あと花江さんの声の使い分けもとってもよかった。最初聞いたときはカナトよりもカナトらしい声してるなとか思ってましたがあんなに狂ってなくてよかったです。笑
だんだん話が進んできてこれからどうなるか楽しみです。今回はモブ男くん出てこなかったので少し意外でした(笑) なんだかRPGみたいにどんどんパーティーが増えていって楽しいですが、こんなに設定凝ってるんだしドラマCDだけじゃ終わらないんじゃないかなぁと思ってます。人気的にはどうなんだろう。スケール大きい話だしBGMも力入ってるしゲームかなんかにすればよかったんじゃないかと…。なんてね。
というわけで私が音源持ってるこのシリーズのドラマCDは全て聞き終わってしまいました…。やっぱりニックのが一番よかったなぁっていうのが感想です。でもストーリーが気になるのでまた5作目のドラマCD借りてきて聞こうと思ってます。主人公ちゃんの父チャーリーを殺したのは誰なのか、そしてそもそも主人公ちゃんは何者なのか、その辺が最後の方できちんと解明されるといいなぁ。
職について。
全然趣味の話じゃないんですけど、最近いろいろと考えるので思いつくことを残しておこうと思います。忘れないうちに。
私の今の状況は、簡単に言うとフリーターです。
詳しく言うと専門学校からアメリカの大学に編入しましたが経済的な理由で帰国し、そのまま実家でとりあえず働いている、という状態。父の仕事の都合で、弟の大学受験が控えているなか生活費さえままならない毎日。家の光熱費は私が出しています。それでも足りなくて、何回か親にお金を貸しました。もう貸した額がいくらになったかなんて忘れてしまったけれど、今まで私がやりたいようにやってきてアメリカの大学に行った経験まであるのに、弟は大学を選ぶ自由さえないというのはあまりにも、なんていうかそれはないよな、と思いこつこつ個人的にお金を貯めている。そんな状況。
本当は趣味になんて使っているお金はありません。それでも、漫画とかゲームは私のライフワークなので、削って削って、最小におさえて、クレジットをうまく使いながら今なんとかやっています。
ついでに言うと今住んでいるところも育ってきた県とは違うので、友達は一切おらず…。何かあっても駆けつけてあげられないし、すぐに話を聞くこともできない。逆に、聞いてもらおうと思っても電話かスカイプしかないような生活です。アメリカのときにも同じような経験ではありましたが、アメリカの大学には同じ専門学校から一緒に入学している子が何人かいたので、すぐに話が出来たところは少しだけ違います。どちらにしろ、私には知らずにストレスがたまる環境で、でもどうにも動けず、私自身も目的を見失い、ただ毎日をバイトやゲームで過ごしている、そんな期間です。
日本に帰ってきて、最初に働いたのは派遣でのテレフォンセンターでした。毎日、電話を取るお仕事。そこは女社会でもあり、仕事はうまくやれていましたが続けることは出来ず。結局、今のバイトに落ち着きました。テレフォンセンターで働いたときに学んだ、“会社”の空気ややりとり。肌で感じて、仕事をするということはどういうことなのか、というのを考えました。
仕事、とはお金が絡むことで、お金が絡むということは、それに値する何かを自分がするということ。テレフォンセンターであれば電話での対応、クレームの処理など。嫌なことであればあるほど、人がしたくないことなのでお金を積んで人にやってもらおうとするはずです。なので高い給料はそれなりに失うものが多かったりする。それならば、自分が求める“仕事”とはなんなのか。
自分の性格からして、やりたくないことは続けられない性分です。正確に言うと、続けられますが体調を崩したり他のところに徐々にガタがきて壊れるタイプです。そんな私が、好きなことを仕事にできたらいいと思い、そこで思い付いたのが歌手です。歌うことが好きで、自分の歌を、声を聞いてもらうことが好き。ならば、それが私に一番向いているんじゃないか、と。
ただ、歌手は完全に実力の世界であり、才能の世界です。今からそこに飛び込むのはかなり勇気がいるし、私にはそういったコネが皆無です。皆さんそうだと思いますが、一つのことに突き進むのは、相当勇気のいることです。20年間生きてきて、ずっと好きな歌に真剣に向き合えていない。そこまで大事だからこそ、仕事にして、辛くなってしまうことがとても怖いです。好きな曲ばかり歌えるわけじゃなかったり、事務所の裏側を見たり、挫折を味わったり。そんなことを考えるとどうしても足がすくんでしまって…。今やっと、オーディションを受け始めています。これが次に繋がるかどうかはわからないですが、一歩進めた、という事実を大事にしようかと思っています。
そこでふと考えたのが、じゃあ歌手を仕事にするのはどういうことなのか、ということです。歌手は世の中に腐るほどいるし、名も知れてない人を合わせれば誰だって歌は歌えるし聞いてもらうこともできる。その中で“歌手”という仕事はどんな役割になるのか。それを考えたときに、私はやっぱり人がお金を払うに値する何か、たとえば表現力だったり声質だったり、あるいはジャケットのクオリティだったり顔だったり。そういったものがないと、仕事として成り立たないんだ、と思いました。人がお金を動かそうと思えるようなものがないと、やっていけないんだと。それは人の真似をしてもだめだし、自分の何かを見つけなければいけない。それに気付いてから改めて自分の歌を聞いて、これはプロのレベルではない、と思ってしまう自分がいまして。自分がそう思うんだったら、なおさらうまくいかない世界だと思います。がんばれば自分のスタイルを出せるとは思いますが、まだまだ発展途上だと、客観的に見て思い、歌手を諦めたわけではありませんがそこで自分で納得しました。
そこで考えたのが、歌を趣味に、お金を稼ぐためだけに仕事をする、ということです。つまり、ある程度我慢できるような仕事で、お金を稼いで、自由時間を趣味に当てる。この生き方もいいんじゃないかと思うようになりました。そこでまた悩むのが、じゃあ何を仕事にするか。今までたくさんのバイトを経験してきて、好きなところで働くことがイコール楽しいではない、ということがわかりました。たとえば、漫画が好きだからといって本屋さんで働くのが楽しいわけではない、ということです。現に今、私は本屋さんでバイトしていますが、作業自体が楽しいとは思いません。発売の漫画を知ったり、社割が使えたり、そんな些細なことです。働いていて楽しい、という感情は、働く場所でなく環境だと私は思います。辛いことを仲のいい人とやるのとそうでないのが違うように、職場でも同じです。
では私は何を職業にすればいいのか。そこで、私はまた立ち止まってしまいました。しばらく考えた末、やっと出てきた結論が「自分が提供したいと思うものを職業にすればいいんじゃないか」という案です。
人がお金を動かすということは、その価値にあったものとお金を交換するということ。仕事とは、そこで出た儲けを得ること。ならば、仕事とは「人がお金を出そうと思う価値のあるもの」を提供することなのではないか、と思いました。本屋さんで働いて本が売れても、私が書いた本でもないし、売れることに対しては何も感じません。では、自分が売りたい、と思うものを売ればいいんじゃないか、という発想です。自分の好きな漫画を買っている人がいたら嬉しくなる、とかそういうことなんじゃないか、と。それかもしくは、自分が持っている価値のあるもの、たとえば才能だったり知識だったり、を提供する職業であればいいのでは、とも考えました。漫画が好きな私はよく人に「あなたの選ぶ漫画はセンスがいいね」と言われるので、編集長など漫画をプロデュースする側にまわるのもいいな、とも思ったりしました。
社会人になるということは社会のために何かする、そのしたことに対してお金を得て、自分一人で生活していく、ということだと思うので、社会に貢献できる何かをしなくてはいけない年齢のことだと思うんです。
私個人としては、フリーターがいないとお店の営業は成り立たないと思っているのでフリーターも大事な社会の一部だと思いますし、都心であればフリーターで十分生活しているだけのお金を稼げると思います。世の中フリーターだけじゃなくニートや親の金で暮らしてる人もいると思うし、大事なのは本人の意思、何に幸せを感じるか、どんな生活を望むかだと思います。
どこに就職した、どこの会社にいる、そんなことばかり気にする人間にはなりたくないと思ってきましたが、あまりにも自分が今の状況であっても気にしていなくて、もう自分でも驚いています。私の知り合いにも何人か、いわゆる負け組、落ちこぼれ、のような人はいますが、私はそんな人ほど経験が豊富で、いろいろ考えてきた人なんだと思います。それでいいと思っているかどうかは話していてわかるし、30超えてても立ち止まっている人なんてたくさんいます。大事なのは考えること。自分の状況と向き合うこと。未来について考えることはとても怖くて、不安で、一人で抱えきれないかもしれないけれど、私は今まで育ってきた中で培ってきた人間関係に何度も救われてきました。自分への自信だけは失わないように進んでいけば、いつか絶対、笑って過去を振り返れる日が来ると思っています。
先程、自分が提供できるものを職業にすればいいという結論を出しましたが、未だにそれが自分にとって何の職業なのか、決められずにいます。元々好きなものが多い私は、家庭教師をしてみたい、司書さんになりたい、歌手になりたいなどたくさんの夢を今まで上げてきました。やってみなくちゃわからないという精神でいろいろなものに手を出してきた私ですが、まだ人に勉強を教える職業は経験したことがないし、司書さんに至ってはイメージだけで働くことが何なのか想像もつきません。何が続けられる仕事か、何が一番自分にとっていいのか、それをもう少しだけ考えてみようと思います。
最後に。
何が自分にとって一番いい道か、というのは、未来になってみないとわかりません。選択肢が多くなる道を選ぶのも手ですが、それが一番いい方法だという確信はありません。大学を選ぶときも、就職するときも、未来について悩むときも、必ず誰しもが「一番いい方法」を考えてしまうと思います。
ですが答えなんて誰も知らないんです。だから、人に言われたことをやったら、その結果起こったことがその人のせいになります。それは後悔に繋がるかもしれないし、感謝に繋がるかもしれない。わからないけれど、そんな曖昧な人の言葉より、自分が思うこと、やりたいこと、または挑戦したいことでもいいです。自分が決めないと、自分の未来になりません。人からの言葉は、あくまでアドバイス。一番いい方法はこれだ、と自分で決めることが大事だし、自信にも繋がっていく。それを忘れないようにしてください。
……と、未来の自分に。
Mafia's Blood 〜執事サルヴァトーレの狂しき奉仕〜
幼馴染とあなたが恋人を演じる自由研究、最後に恋は芽生えるか?
TSUTAYAにあって、タイトルとキャストが気になったので借りてきた作品です。先ほど聞いたばかりですが、感想を思う存分書いていきたいと思います。ネタバレ注意です。
幼馴染とあなたが恋人を演じる自由研究、最後に恋は芽生えるか?
公式ホームページ
http://ike-men.net/ci_ji01.html
登場人物は浦辺司(cv.鈴木達央)と鈴木洋平(cv.櫻井孝宏)とあなた。三人の幼馴染の悲しいお話です。
まず始まりからして鬱でした。達央の一人語りから、高校生のころの話へと場面が変わっていきます。仲の良かった幼馴染三人が、高校生の夏休みに自由研究として「人はずっと一緒にいたら相手のことを好きになっていくのか?」というテーマについて調べるために恋人のふりをしていく…というお話。まぁ言わずもがなうまくはいかないんですが、なんかもう悲しすぎて今でもテンション下がってます。楽しめましたがわりとリアルで辛い。
一番最初のトラックは達央の語りなんですが、達央のキャラである司くんが大人になっていて、そこから過去を反芻していくという流れです。計算したら35歳くらいなのでは…。なので声が超シブいです。イケメン。もちろん過去の高校生の声は高めで元気いっぱいでうるさいくらいでしたが。
高校生のころの司くんは楽しいことが大好きで、子供っぽいという印象でした。対して櫻井さん演じる洋平くんは落ち着いていて優男な感じのキャラでした。小さい頃からずっと一緒だったので、兄弟同然のごとくして育ってきた三人という設定。ですので私もそのつもりになって聞いていたのですが、感情移入すればするほど辛いので甘い言葉を囁いてくれる幸せなドラマCDがお好きな方はこのCDはおすすめできません。私みたいに三角関係が好きだったり複雑な人間関係が好きな方はぜひ聴いてください。笑
高校生のときの自由研究が主なストーリー内容なので、あまりその内容については触れたくないのですが、幼馴染でなくても仲のいい友達に恋人が出来ると淋しくなったりしますよね。そういった心の移り変わりなどがひとつひとつ丁寧に表現されています。また、聞き手の人も登場人物ということで、女の子が喋っているであろうところは櫻井さんも達央も黙って聞いていたり、女の子の言葉を受けて話が進んでいったりするので脳内で女の子の言葉を想像するのも醍醐味かなと思います。時々「これ主人公ちゃん何て答えたんだろう…」と思うところもありましたが。
ドラマCDのパッケージや公式サイトを見ても自由研究の詳細については書いていないですが、恋人役は洋平くん、記録係が司くんです。説明なさすぎて「洋平くんが恋人役バージョンと司くんが恋人役バージョンがあるのかなぁ」とか考えたりもしましたがちゃんと割り振られてました。じゃんけんで勝った方がどちらかを選ぶっていう。てきとうだなオイと思いましたがまぁこういうところにも伏線があったりして面白いです。
達央も櫻井さんも演技派なので、とってもリアルで共感できました。我慢できなくなっちゃう司くんすっごくよかったです。でもキャラ的には私は洋平くんが好きだなぁ。だからこそ余計に聴いてて辛く思ってしまった部分もありますが。あと最後の大人版司くんからの愛の言葉がたまらなかったです。くっそ。達央やりおる。全くけしからん。ストーリーはとても良かったのですが、欲を言うならもう少しアフターストーリー的なものが欲しかったです。あの終わり方はあれでよかったんですが、もう少し甘いところあってもよかったのでは、と。本編が鬱だったので…。聴いた後もしばらく暗い気持ちになってしまうくらいには鬱ですので。というか私が感情移入しすぎかな。笑
司くんの感想が多い気がするので洋平くんの感想もっと書きます(笑) 櫻井さん演じる洋平くんはほんとにイケメンでした。大人っぽくて、ちゃんと周りを見てる。男同士の喧嘩のところもよかったです…ってこれあんまり言うとストーリー予測できちゃうからやめとこうかな。洋平くんとのイチャイチャは特に目立って描かれているわけではなかったので感想が書きづらいですが、彼めっちゃイケメンです。やっぱり櫻井さんのキャラはもっぱら優男もしくはドS系俺様男子に限るね!色っぽいおっさんキャラもいいけどね!
とまぁ大体こんな感じです。ストーリーは聴いてからのお楽しみの方が楽しめると思うのであまり直接的には触れてません。先ほども言った通り、スウィートで甘やかしてくれるデレデレ系ドラマCDが好物の方は聴いても楽しくないかもしれないです。どちらかというとストーリー重視で、なおかつハッピーエンドだけが恋愛じゃない!みたいな方におすすめです。
今更気付いたんですがこのドラマCDの発売元は彼氏以外とか出してるところなんですね…うまくいかない恋が好きなのかしら…。こういうドラマCD最近見かけないので嬉しいです。確かこれのシリーズっぽいやつが新しく発売されてたような気がするので、それもチェックしていきたいと思います。